「BASE(ベース)ってどんなブロックチェーン?」
「独自の仮想通貨はあるの?」
「BASEの将来性が知りたい」
BASE(ベース)を開発したのは、アメリカの仮想通貨取引所コインベースです。
バイナンスと競合するほどの大企業で、そんな大手取引所が推し進めるプロジェクトとして、BASEも注目されています。
最近、BASE上のDEX(分散型取引所)の取引高が、一日で12億ドルを超えたのが話題になりましたね。
いま注目のBASEについて、丁寧に解説していますので、ぜひ最後までお読みください!
- BASE(ベース)はイーサリアムのスケーラビリティ問題に取り組んでいる
- オプティミズムのOP Stackという技術を採用
- ブロックチェーンの市場規模をみるTVLで7位にランクイン
- 2024年5月現在、BASEの独自トークンは発行されていない
- 将来BASEトークンが発行された場合に備えよう
- 海外仮想通貨を購入するなら、送金元の取引所はコインチェックがおすすめ
将来、BASEトークンが誕生したとしても、国内取引所ではすぐには買えません。
そのため、まずは国内取引所で仮想通貨を買い、海外取引所に送金してからBASEトークンを購入、という手順を踏む必要があります。
そんな最初のステップとなる国内取引所はコインチェックがおすすめです。
初心者でも直感的に使える人気の取引所です。
操作が簡単なのがうれしいですね!
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コインベースのブロックチェーン「BASE(ベース)」とは?
名称 | BASE(ベース) |
---|---|
運営会社 | Coinbase(コインベース) |
公開日 | 2023年8月 |
ネットワークの仕組み | レイヤー2 |
技術 | OP Stack |
公式サイト | https://www.base.org/ |
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BASE(ベース)は、海外の仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)が開発したブロックチェーンです。
運営元のコインベースはアメリカの企業で、取引量が世界でもトップクラスの取引所です。
名称 | Coinbase(コインベース) |
---|---|
本社 | アメリカ |
創業日 | 2012年6月 |
取引高(2023年第4四半期) | 1,540億ドル |
従業員数 | 3,400人以上 |
コインベースは暗号資産のユーザーを10億人以上増やすことを目標に、BASEを開発しました。
ビットコインやイーサリアムなど、従来のブロックチェーン(レイヤー1)には「スケーラビリティ問題」(※)がついてまわります。
取引量の増加に対応しきれず、処理速度が下がったり、手数料が上がったりする問題。
この問題を解決しないかぎり、10億人以上のユーザーを迎えることはとてもできません。
スケーラビリティ問題の解決のために、レイヤー2という技術が生まれました。
BASEはこのレイヤー2を採用しています。
BASE(ベース)の特徴
BASEの主な特徴は以下の3つです。
- レイヤー2によって処理速度アップと低コストを実現
- OP Stackによって高度なセキュリティを維持
- イーサリアムのアップグレード(デンクン)でコスト削減
1. レイヤー2によって処理速度アップと低コストを実現
ビットコインやイーサリアムなどのブロックチェーン本体を「レイヤー1」といいます。
「レイヤー2」はこの「レイヤー1」に接続された装置のようなものと考えてください。
レイヤー2の特徴は、レイヤー1の外で処理を行っている点です。
では、なぜレイヤー1の外での処理が必要なのでしょうか?
ビットコインやイーサリアムなどのブロックチェーン(レイヤー1)は取引処理に限界があります。
たとえば、VISAなどの決済大手は1秒に数千件ですが、レイヤー1は最大でも1秒に数十件ほどです。
このためレイヤー1では、取引数が処理能力を上回ってくると、処理に時間がかかり、その対処に手数料も上がってしまいます。
そこで開発されたのがレイヤー2なんですね!
レイヤー2で取引処理を高速で行って、取引結果のデータを圧縮してレイヤー1に戻しているんです。
そうやって連携することで、ブロックチェーンの高速化と低コストを実現しています。
BASEはイーサリアムのレイヤー2として設計されました。
イーサリアムを選んだのは、DApps(※)を展開していくのに最適だからです。
スマホのアプリのようなもので、ブロックチェーン上で開発される分散型アプリケーション。特にNFTゲームなどゲーム分野で人気。
DAppsをもっと手軽に開発できるようになれば、仮想通貨のユーザーを爆発的に増やせると考えたわけです。
2. OP Stackによって高度なセキュリティを維持
コインベースはBASEの開発にあたって、レイヤー2の「Optimism(オプティミズム)」と提携しました。
オプティミズムが開発した技術「OP Stack」によって、BASEはイーサリアムのレイヤー2として誕生しています。
このOP Stackを採用したプロジェクトやネットワークをつなげる動きがあって、オプティミズムはこれを「スーパーチェーン」構想と呼んでいます。
なお、OP Stackはロールアップ方式の「オプティミスティックロールアップ」を採用しています。
ロールアップ(※)はほかのレイヤー2にくらべて、高度なセキュリティを維持できるのが特徴です。
オプティミスティックロールアップとZKロールアップの2種類が有名。手数料や導入コストはオプティミスティックロールアップが割安で、処理速度ではZKロールアップが優れている。
BASEはOP Stackを使うことで、イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決しつつ、レイヤー2の課題でもあったセキュリティの問題も改善しています。
3. イーサリアムのデンクン・アップグレードでコスト削減
2024年3月13日、イーサリアムが大型アップデート「デンクン(Dencun)」を実施しました。
イーサリアムのガス代(手数料)高騰の対策として、レイヤー2の取引処理能力の向上を目的としたものです。
これによって、BASEの手数料は大幅に削減されました。
イーサリアムのレイヤー2には、オプティミズムやアービトラムなど有力なプロジェクトがありますが、BASEは頭ひとつぬけて取引量が増大しています。
手数料が格安になったことで、BASE上でミームコイン(※)の取引が急増したことが原因のひとつです。
インターネット上で流行っている、おもしろい画像やネタをもとに開発された仮想通貨。
ドージコインやシバイヌが有名ですよね。
ミームコインは話題性があるので、より多くのユーザーをBASEに引きつけるキーになるかもしれません。
なお、SHIBなどのミームコインはコインチェックで購入する事ができます。
取り扱い銘柄数が国内最大級で、どの通貨に投資したらいいか分からないという方はぜひコインチェックで口座開設しておきましょう。
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BASEトークンの買い方・購入方法
今後、BASEの独自トークンが発行された場合、スムーズに購入できるように、海外仮想通貨の一般的な購入方法をご紹介します。
BASEトークンが発行されたとしても、通常、国内の仮想通貨取引所で購入できるまでにはそれなりの時間がかかります。
そこで、国内で上場するまえに、海外の取引所で取り扱っているBASEトークンを購入する方法をみていきます。
海外の仮想通貨取引所は、日本円で直接買えないんですか?
ほとんどの海外の取引所が日本円に対応していないんです。だからまずは、日本円で何かの仮想通貨を買って、その仮想通貨を海外の取引所に送って、そこでBASEトークンと交換する、という流れになります。
それでは、国内の仮想通貨取引所コインチェックを使って、海外の仮想通貨を購入する流れを解説していきます。
- コインチェックで口座開設
- イーサリアムを購入
- イーサリアムをMetaMask(メタマスク)に送金
- メタマスクから海外取引所に送金
- 海外取引所でBASEトークンを購入
STEP1. コインチェックで口座開設
まずはコインチェックで口座を開設します。
コインチェックはアプリの使い勝手やセキュリティなど、どれをとっても国内トップクラスです。
初心者にも安心ですね!
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STEP2. イーサリアムを購入
コインチェックに日本円を入金し、仮想通貨を購入します。
このあとメタマスクを使うので、メタマスクに対応しているイーサリアム系の通貨を選択してください。
たとえば、ここではイーサリアムを購入します。
STEP3. イーサリアムをMetaMask(メタマスク)に送金
MetaMask(メタマスク)とは、イーサリアム系のブロックチェーンで使えるウォレットです。
無料で利用でき、ブラウザにもスマホのアプリにも対応しています。
- コインチェックの「暗号資産の送金」画面から「イーサリアム」を選択
- 送金先画面にて、メタマスクのアドレス、送金目的、送金額(数量)を入力
メタマスクについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
STEP4. メタマスクから海外取引所に送金
- メタマスクのメイン画面から「イーサリアム」を選択
- 「送信先」に送金先(海外取引所)のアドレスを入力
※事前に、送金したい海外取引所のアカウント登録を済ませておく必要があります。
STEP5. 海外取引所でBASEトークンを購入
ここまででイーサリアムが海外の取引所に入金されている状態になっています。
イーサリアムを「USDT(テザー)」(※)など、安定しているステーブルコイン(※)と交換してください。
法定通貨の米ドルのレートに固定された仮想通貨。
法定通貨や金などの資産と連動するように設計された仮想通貨。価格が安定する点がメリット。
最後に、交換したUSDT(テザー)を使ってBASEトークンを購入します。
ここまでの手順が分かった方は、まずはコインチェックでの口座開設から始めてみましょう。
各種手数料が無料になっていて、取引コストを抑えて少額から投資する事ができます。
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BASE(ベース)の今後の予想・将来性
BASEはだれもが利用しやすく、手軽でコストがかからない環境を備えており、さまざまなプロジェクトが生まれる拠点となっています。
そんなBASEの将来性を考えるうえで、以下の3点をみていきます。
- BASE上のDEX(分散型取引所)が絶好調
- TVLでわかるBASEの急成長
- 独自トークンは発行される?
BASE上のDEX(分散型取引所)が絶好調
BASEでは、定評のある以下の「DEX(分散型取引所)」(※)を利用できます。
管理者を介さず、直接ユーザー同士が仮想通貨などを取引できる、ブロックチェーン上の取引所。
【代表例】
- Uniswap(ユニスワップ)
- Aerodrome(エアロドローム)
- Pancakeswap(パンケーキスワップ)
- Sushiswap(スシスワップ)
2024年3月末、BASE上のDEXでの取引高が、わずか24時間で12億ドルを突破しました。
これにはイーサリアムのデンクン・アップグレードやミームコインの流行による点が大きいです。
いろんな要素がたまたま重なった結果とはいえ、多くのユーザーに選ばれたのは、信頼性やコスト面など、BASEならではの強みがあったからだといえます。
TVLでわかるBASEの急成長
DeFi(分散型金融)分野でのプロジェクトの価値をはかる指標に、TVL(※)があります。
「Total Value Locked」の略で、DeFiサービスにおける預かり資産の合計。DeFiサービスとは、たとえばステーキングやレンディングのこと。TVLによって、そのブロックチェーンの市場規模がわかる。
BASEは2024年5月現在、7位にランクインしています。
オプティミズムやポリゴンを抜いており、BASEの勢いがわかります。
DeFiの始め方については「DeFiのやり方・始め方」という記事を合わせてご確認ください。
独自トークンは発行される?
BASEの公式ホームページによると、独自トークンを発行する予定はないとあります。
また、仮想通貨メディアDecryptの独占インタビューでも、「独自トークンの発行予定はない」とBrian Armstrong(ブライアン・アームストロング)CEOが明言しました(2023年12月1日)。
参考記事:https://decrypt.co/208133/coinbase-no-plans-base-token-ceo-brian-armstrong
BASEトークンが発行されたら、かなり注目されるでしょうね。
そうですね。アービトラムやオプティミズムなど、独自トークンを持っているレイヤー2は多いです。そのネットワークを使ってもらう動機になりやすいですし。
メリットが大きいので、いつかBASEトークンも誕生するかもしれません。
BASEや仮想通貨に将来性を感じた方は、まずはコインチェックでの口座開設から始めてみましょう。
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BASE(ベース)の今後・将来性まとめ
- BASEはコインベースが開発したイーサリアムのレイヤー2
- イーサリアムの欠点である取引スピードとコスト面を改善
- BASE上のDEX(分散型取引所)が絶好調
- TVLが7位にランクイン
- BASEの独自トークンは今のところ発行予定がない
- 送金元の国内取引所はコイチェックがおすすめ
BASEは世界トップクラスのコインベースが力を入れているプロジェクトだから、今後が楽しみですね!
将来、BASEの独自トークンが発行される可能性もゼロではありません。これを機会にコインチェックを使って、海外の取引所にBASEトークン購入用の仮想通貨を用意しておくのもアリです!
今後BASEトークンが発行されたら、購入するにはイーサリアムなどの仮想通貨を、国内取引所から海外取引所に送金する必要があります。
どの国内取引所を使うか迷ったら、使いやすさに定評のあるコインチェックがおすすめです。まだ口座をお持ちでない方は、ぜひこの機会に口座開設しておきましょう。
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