Improbable社は、メタバース技術の可能性に賭け、その賭けが利益をもたらしているようです。イギリスのゲーム会社であるImprobableは、過去にいくつかの方向転換を経てきましたが、メタバース技術へのシフトは成功しているようです。
CEOのHerman Narula氏によれば、同社は「ゲームの制作から、メタバースの文脈内でのゲームのような体験の制作へと移行している」と述べています。2022年度には、前年の1億5900万ドルから2300万ドルへと損失を大幅に削減し、収益は9500万ドルへと倍増しました。
この好調な業績は、メタバースへの方向転換の直接的な結果であり、Narula氏によれば、同社は2022年4月にMSquaredという相互運用可能なメタバースのネットワークを確立するために1億5000万ドルを調達しました。その後、同年にはブロックチェーン企業Elrondを主導してさらに1億ドルを調達しました。
Improbableの目的は、ブランドや企業が自分たちのメタバース体験やイベントを展開する手段を提供することであり、その技術はブロックチェーンやweb3プロジェクトとも同期することができます。同社のクライアントには、サッカーチームから、Bored Ape Yacht Clubの制作者であるYuga Labsなどの暗号プロジェクトまでが含まれています。
Narula氏は、暗号プロジェクトがメタバースに進出する方法についての強い意見を持っており、大多数のNFTプロジェクトにとって、大規模な仮想世界を構築することは最良の選択ではないと述べています。
提供：The Block
