当社代表より新年のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。
当社は2023年よりWeb3.0事業を開始しまして、印刷会社がWeb3.0を始めるという、世界でもあまり例を見ない、思い切ったチャレンジに乗り出しました。
これには様々な動機がありますが、今当社が直面している少子化による卒業アルバムの部数減、ペーパーレス化の進行による印刷物の減少などを考えると、どうしても違う世界に行く必要があったこと。また、何よりも当社が従来の印刷事業からの転換ということを本気で進めなければならないということから始めた事業であります。
始めた当初は、印刷会社がこのような事業を始めることは無謀ではないかという声もありました。
しかしながら、歴史を遡ってみれば日本の近代化も、特に近代型の産業など何もなかった明治初期から始まり、戦後も何もなかったところから始まったのが、この「近代・現代日本」という形であり、目指すべきところがあれば突き進むのが当社の形だと考えております。
また、九州という地域も近年大きな投資が相次ぎ、マグマのように熱が溜まっております。
都心への一極集中が進む中、九州が新しい産業の形を見せるべきではないのかとも感じております。
九州というところは、昔、足利尊氏が後醍醐天皇との戦いに敗れた後、味方をつけて反撃に転じた場所でもあります。時代が大きく動くとき、それは九州から起こる、というのは小説家の司馬遼太郎氏が仰ったことでもありますが、私は現代においても新しい動きは九州から起きるのではないかとも感じております。
まだ世界中の誰もきちんとした答えを持っていない中で成功を勝ち取るには、リスクを恐れず毎日120%の力で変化を生み出していく必要があります。
また、Web3.0を始めたとはいえ、当社の売上のほぼ全ては卒業アルバムであり、印刷事業であります。
株式会社マツモトは、変化を突き進むと同時に、独自技術であるホログラム印刷など、既存産業をがっちりと進化させ、2024年は龍が天に昇るがごとく、変化の階段を駆け上がりたいと考えております。
皆様、本年も何卒よろしくお願い致します。
株式会社マツモト
代表取締役社長
松本大輝